土佐清水で作られる「宗田節」は、生産量日本一。伝統のひき縄漁で一尾一尾ていねいに釣り上げています。
おみそ汁やうどん、そばつゆはもちろん、けずり節をお好み焼きや焼きそばにかけたり、焼飯などの味付けに使ったりと、様々なお料理に応用できます。
体を生成するのに重要なたんぱく質のもとがアミノ酸。タウリンはそのアミノ酸の仲間で、主に体や細胞を正常な状態に戻す力があると言われています。宗田節にはこのタウリンが鰹節の約3倍、うなぎの約40倍も含まれています。その他必須アミノ酸も豊富!
元気な体をつくる源は良質のたんぱく質。もともと魚肉は脂肪分が少なくたんぱく質が多いのですが、宗田節にはそのたんぱく質が牛肉の3倍も含まれています。
めじかは鮮度が落ちやすく生食に向かない魚ですが、宗田節になると独特の味と香りを生み出す最高の品に生まれ変わります。伝統の曳き網漁で一尾一尾丁寧に釣り上げ、十分に冷却したまま市場に水揚げするので魚の鮮度は抜群です。
煮熟をするため、めじかを煮篭に並べます。
カゴごと、熱湯に浸け、約1時間くらい煮ます。(これを煮熟と言います)熱湯でめじかを煮ることで、肉質を引き締めます。その後、冷まします。
素早く、そして丁寧にセイロ取りが行われます。「セイロ取り」とは、めじかの頭と内臓、中骨を落としてセイロに並べていく作業で、一尾一尾丁寧に、長年培った熟練の技によって行います。
焙乾で水分を減少させるとともに、煙の香りづけをする事には、細心の注意を払っています。その日の天候や風向きを考慮して、火の強さや煙の量を調節します。培乾だけで1週間かかります。
さらに水分を蒸発させるため、天気のいい日に半日ほど、太陽の日にあてます。